2005年5月のこびん

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<第0200号 2005年5月29日(日)>

       波

         ひとつひとつ
         くりかえしてゆく
         
         ひとつひとつ
         たしかめてゆく
         
         おおきくても
         ちいさくても
         
         なにがよくて
         なにがたりなかったのか
         
         じぶんであゆみ
         じぶんでたしかめてゆく


   * 挿一輪 *

 ひさしぶりの海。
 初夏の海は意外に静か。
 
 波打ち際には散歩の人。
 釣の竿を立てる人。
 犬と遊ぶ人。
 
 足跡がずっと伸びて。
 しばらくすると波に消される。
 足跡がまた新しくついて。
 大きな波が来てたいらになる。
 
 足跡を確かめてはそっと海に引き戻し。
 また新たな足跡を待っている。
 
 
 毎日の一歩の歩みは、そのままにしておけば薄まってゆきます。
 時間の波に洗われて、いつのまにか消えてゆきます。
 波打ち際の足跡のように。
 
 でも、足跡は海に抱かれて記憶されます。
 消えたように思えて、こころのなかにそっとしまわれます。
 
 決してむだなことではありません。
 むだなことに思えるのは、その一歩を無用なものと思うからです。
 
 一歩にはそれだけの理由があります。
 良い歩みでも、悪い歩みでも、自分自身が残した記録です。
 
 生きている確かな軌跡だから、消える前にしっかりと覚えておきます。
 ひとつひとつていねいに、しまっておきます。
 
 その積み重ねが、海の色を深くします。
 どこまでも無限に受け入れる、母の色にします。
 
 
 あなたの波は、あなたの足跡をそっとなぞって取り込みます。
 一日が終わるとたいらにならして、次の日の足跡を待ちます。
 
 あなたの海は、あなたの毎日の足跡で、できてゆきます。
 生きている限り、その海は刻々と色を変えてゆきます。
 
 そんな、たったひとつの、あなたの海が。
 ・・・見たいです。


<第0199号 2005年5月26日(木)>

       光るもの

         このまわりでは
         みどりのすきまから
         ひかりのつぶが
         うまれている
         
         みなみはんきゅうでは
         いま
         こおりのつぶが
         かがやいているに
         ちがいない


   * 挿一輪 *

 青空のもと。
 緑の生き物たちが動くたびに風が生まれます。
 まるで。
 若葉や草の芽が光の粒を生み出しているように。
 
 ほんとうにこのあたりは。
 光の粒で満ちあふれ。
 まぶしくて目をあけているのもやっとです。
 
 北半球が夏に向かうころ。
 南半球には冬が訪れます。
 
 おなじ光の粒でも。
 氷からうまれる光のように。
 光にはさまざまな種類があります。
 
 わたしの持っている光もあれば。
 あなたが持っている光もあります。
 
 光り輝くことには変わりがなくても。
 おなじものではありません。
 
 緑の生む光と。
 白銀の生む光と。
 
 見た目はおなじようでも。
 その違いは敏感に感じられます。
 
 違ってあたりまえです。
 だからこそ。
 光といえども。
 それぞれの「たったひとつ」があります。
 
 鋭い光。
 柔らかな光。
 問い詰める光。
 遊ぶ光。
 とらえどころのない光。
 消え入りそうな光。
 そっと胸にしまいたい光。
 
 あなたは。
 数え切れないほどの光を受けてきました。
 数え切れないほどの光を作り出してきました。
 
 どんな光でも。
 会いたくない光でも。
 そのままさえぎらずに見てください。
 
 こんな光もあるんだな。
 どこかでふとそう気がついたなら。
 
 あなたは光の仲間入りができます。
 あなたが「たったひとつ」の光だと認められます。
 
 まず。
 うけとめてください。
 他の光を。
 
 それから。
 思いっきりあなたが光ってください。
 
 輝きは何倍にもなります。
 
 半分の地球よりも。
 まるのままの地球のほうが。
 何倍も美しいように。


<第0198号 2005年5月22日(日)>

       雨あがる

         あめは
         いつまでもふっていない
         あめは
         ふとふりやむ
         そのときの
         あめあがりのそらのまぶしさに
         おくれるな
         
         あめ あがる
         あなたのそらも


   * 挿一輪 *

 せっかく雨があがって、まぶしいほどの青空なのに。
 自分のなかだけ、まだ降っている雨。
 
 雨が大好きならいいけれど。
 青空が好きなら気がついて。
 
 
 悲しいことや辛いことがあったとき。
 いつのまにか、
 その原因がなくなってしまっているのに、
 気がつかないことがあります。
 
 原因がなくなったのだから、もう悩むことはありません。
 そう教えてもらえればいいのでしょうが、
 幻のように、
 重いこころだけが残ってしまうことがあります。
 
 せっかく雨があがったのに、そのままカサをさしたまま、
 下をうつむいているのと同じです。
 
 もうカサをたたんでもいいよ。
 ほら、雲がなくなった空を見上げて。
 そう、教えてくれる人がいないのと同じです。
 
 思いつめていると、まわりが見えなくなります。
 少しずつ、状況が変わってきているのがわかりません。
 
 いえ、少しずつなら、遅れて気がついてもいいのでしょうが。
 急な変化にはついてゆけません。
 
 ほんとうはすぐにいつものあなたに戻れたのに。
 遅れたために、
 せっかくの、
 立ち直りのチャンスを逃してしまうこともあります。
 
 世の中の変化のスピードが速いから。
 それは、理由にはなりません。
 
 どんなにゆっくりとした変化でも、
 みつめていないと見逃します。
 
 
 どんなときでも。
 どんな大雨のときでも。
 小さな変化を見逃さないで。
 
 ほら、雨あがる。


<第0197号 2005年5月19日(木)>

       ツタ

         まっすぐにもとめたら
         なにもふれなかった
         たったひとりでもとめたら
         わずかなかぜにも
         おれそうにゆれた
         
         おもわずあたまをさげたとき
         ふとてにふれたもうひとつのいのち
         てをとりあって しったおもさ
         できたひとつのハートのアーチ


   * 挿一輪 *

 萌えるような若葉たち。
 びっしりと、すきまなく生える草たち。
 輝く緑、いのち、成長。
 
 ある日、ふと目にとまった一本のツタ草。
 どこにでもある、伸びたツル。
 
 背が伸びるにつき、不安定。
 何かを求めるように、空にツルをさしのべて。
 少しの風でも、折れそうなくらいにゆれる。
 
 何かに巻きつけばいいのに。
 自分の力を信じて試したい?
 
 ひたすら、空に浮かぶ雲をめざす。
 もう限界。
 もうこれ以上伸びたら、折れる。
 
 ツタ草は、初めてツルを下げた。
 そのとき、ふと触れる何か。
 
 横に生えている、もう一本のツタ草のツル。
 お互いに触れ合い、そっと巻きつく。
 
 すると。
 風にゆられても強くなり。
 助け合って、上に高く伸びること。
 
 ツルを下げたからこそ、大切なものみつけた。
 横に並んで立っていた、大切なものみつけた。
 
 しっかり結んだハートのアーチ。
 もうどんな風にも倒れない。
 遠い空の雲よりも。
 身近にある大きな支え。
 
 あなたも上を見る前に。
 そっと横を見てください。


<第0196号 2005年5月15日(日)>

       みずのおと

         いずみのおとをきいていると
         いずみになる
         
         たきのおとをきいていると
         たきになる
         
         おおきなかわのおとをきいていると
         おおきなかわになる
         
         そういえば
         わたしは
         みずでできている


   * 挿一輪 *

 水の流れに照り返す5月の光。
 色の濃くなってきた若葉。
 生まれたての赤ん坊のからだが、しっかりとしてくるように。
 
 お元気ですか?
 
 大きくうなずいていますか?
 それとも、
 小さく首をかしげていますか?
 
 5月もなかば。
 さつきの花も満開を過ぎ、色とりどりの服を脱ぎ捨てて。
 野原や小さな路地のかたわらまで、
 すきまなく、緑。
 
 春先まで縮こまっていたからだも、
 少しずつ薄着や半袖になれてきて。
 風の動きや、小さなまわりの変化にも敏感に。
 
 もうひとつ敏感になるもの。
 水。
 
 水のゆらめき。
 水のかがやき。
 水のささやき。
 
 蛇口をひねれば出てくる水。
 コンビニやスーパーで売っている水。
 それは、ちょっと置いておいて。
 
 泉のそば。
 滝のそば。
 川のそば。
 
 じっと耳をかたむけてみて。
 聞こえる?水の音。
 聞こえる?水のことば。
 
 じっと耳をかたむけてみて。
 聞こえる?
 あなたのなかの水の音。
 あなたのなかの水のことば。
 
 あなたの「いのち」って、ほとんど水でできている。
 だから、
 いちばん辛いのは かわき。
 いちばん傷つくのは まさつ。
 いちばん悲しいのは よどみ。
 
 あなたのなかの水を忘れているから?
 何かが流れをせき止めているから?
 
 水の音を聞いて。
 水の流れを思い出して。
 小さな「せき」をそっと開いて。
 
 今ならまだ大丈夫だから。
 もどろう。
 水にもどろう。
 
 さらさらと流れる、
 ここちよい音を響かせる、
 あなた本来の水にもどろう。
 
 少し、流れがスムーズになりましたか?


<第0195号 2005年5月12日(木)>

       オセロ

         はさめば
         あなたのものになる
         いくつならんでも
         こわがらない
         
         はじめと
         おわりを
         きめてしまえば
         ぜんぶあなたのいろになる


   * 挿一輪 *

 オセロっておもしろい。
 でも好きかと聞かれたら、きらい?
 せっかくとったと思っても、一瞬で取り返されてしまうから。
 
 でも、どんなに相手が続いても、両端をはさめば全部自分のものになる。
 勝つポイントは、大切なところを押さえること。
 
 ここのところ、ちょっと辛いことが続く。
 わずかのところで、歯車が狂いだすととまらない。
 
 止まって待つところで、動く。
 思いっきり動くときに、待ってしまう。
 
 そんなときはじっとがまん。
 といっても、閉じこもっていればいいわけではない。
 
 あなたの基本に戻ればいい。
 あなたのいちばん気持ちがいいときを思い出せばいい。
 
 好きなことを夢中でやっているあなた。
 好きな場所で、好きな人と話しているあなた。
 
 笑顔を思い出してもいい。
 笑い声を思い出してもいい。
 
 特別な場所や物で、気分転換をしようと思わないで。
 いつものあなたを思い出すだけでいい。
 リラックスしているときのあなたを思い出すだけでいい。
 
 ね、少しずつ、あなたを思い出してきた?
 見失ったあなたを取り戻してきた?
 
 そして、明るい、前と同じあなたを取り戻したら。
 
 前の明るいあなたと、いまの明るいあなたで、はさんでしまう。
 辛かったり、悲しかったり、落ち込んだあなたをはさんでしまう。
 
 ほら、オセロ!
 
 はさんだ時間はすべてひっくり返ったよ。
 辛いことも、悲しいことも、全部あなたのためになっている。
 無駄になったものなんて、これっぽっちもありはしない。
 
 ね、どんなことがあっても、あきらめないで。
 本来のあなたを思い出せば、あっという間に逆転できるから。


<第0194号 2005年5月8日(日)>

       出会う

         であうから
         かたちがみえる
         であうから
         おとがつたわる
         であうから
         いのちがゆれる


   * 挿一輪 *

 出会うのは突然。
 次の角を曲がったらなにかに出会う?
 
 もっと突然。
 なにもないよね。
 そんな、まっすぐに見通せる道だから出会う。
 
 道に落ちていた石だと思っていたのが。
 吹いている風だと思っていたのが。
 飛んでいたハチだと思っていたのが。
 
 ほら出会い。
 
 ただの石ころだと思って蹴飛ばしていない?
 いつもの風だと思っていない?
 刺されそうなハチだと逃げていない?
 
 いつも見ているもの。
 いつも触れているもの。
 いつも避けているもの。
 
 通り過ぎればただの「もの」で終わってしまう。
 それでもかまわない。
 毎日の生活に支障はないから。
 
 でも。
 それが出会いのもと。
 
 もし、あなたが、出会いを求めているのなら。
 ステキなことがないかな、と思っているのなら。
 まわりにある当たり前のものに目をとめて。
 
 いかにもキラキラするステキなものって落ちていない。
 最初からステキなものってめったにない。
 
 ステキなものはあなたがつくるもの。
 出会うことによってステキなものに変わるもの。
 だれが変える?
 
 あ・な・た・が。
 ほかにだれがいる?
 
 あなたがステキになってくれば。
 あなたが出会うものはすべてステキになる。
 
 出会うものってさがすもの?
 ・・・もう一度最初に戻る?
 
 あなたがつくるもの。
 つまらなそうなものでも。
 嫌に思うものでも。
 
 出会うことでステキな形になる。
 出会うことで声が聞こえる。
 出会うことで生きているいのちがゆれる。
 
 出会いのもとは実は突然ではない。
 本当はずっとずっと前から準備されている。
 
 あ・な・た・のなかに。
 ほら気がついて。


<第0193号 2005年5月5日(木)>

       SL

         うごく
         ふれる
         つたえる
         ひびく
         ゆっくりと
         まえに
         うごきだす


   * 挿一輪 *

 電車の車体は、以前よりスッキリとしています。
 鉄の固まりからステンレスの輝く車体になり、スムーズに走り、車内も驚
くほど静かです。燃料が、石炭からディーゼル、電気となり、駆動系そのも
のが、車体の奥に隠されるようになりました。

 車輪をはじめとして、力の伝わる駆動系そのものが、より確認できるもの
は、SL(蒸気機関車)や一部のディーゼル機関車だけです。昔を懐かしむ
声で、静岡の大井川鉄道をはじめ、何ヶ所かでSLは走っていますが、毎日
の生活からは無縁のものになっています。

 SLに乗りにいったことがあります。終点で降りた後に、車輪のすぐそば
まで近づくことができました。力が伝えられて、車輪が動くしくみを、まざ
まざと見ることができました。石炭をたいて生まれた熱が蒸気になり、蒸気
が動きに変換され、その動きが次に伝えられ、またその次に伝えられ、ゆっ
くりと走り出します。

 どこかひとつでも不具合があると、次に伝わりませんし、車体は前に進み
ません。たとえば、歯車の伝達ひとつにしても、小さな部品が破損しても、
力はそこで空回りしてしまいます。

 SLは大きな車体で無骨に見えますが、その伝達のシステムはとても精巧
で繊細です。職人の技のような気持ちよさがありますが、目の前でその動き
が見えるからこそ、なおさら強く感じます。

 車輪を動かして前に進む。石炭から電気に、そして、手動から自動制御の
コンピューターにと、進歩は大きくても、基本の考えは同じです。エネルギ
ーを変換して次に伝えて動かす。ただ、外からは見えないだけです。

 毎日の生活、人と人との関係も、昔とはほとんど変わらないのかもしれま
せん。何かを伝えたいときには、エネルギーを注入して、動き、関わり合い
や触れ合いのなかで、自分の意思を伝えてゆく。伝わった想いが波紋のよう
に広がって、力を増幅して、大きな力がゆっくりと前に動き出す。SLと同
じですね。

 でも、最新のシステムを鉄道が導入しているのと同じように、毎日の生活
も、インターネットをはじめ、実際に自分の目や手で確認できないまま伝わ
ってゆく、ブラックボックスのようなものが増えてきました。

 何か自分と遠くはなれたところで、だれかが勝手に動かしてゆく。たとえ
結果が良くても、自分で出した結果には思えないことさえあります。

 駆動系が、伝える実際の流れが、見えないのです。だからとても不安にな
ります。便利なようで、故障したときに、応急処置をする手段が分かりませ
ん。

 人間はミスをするものです。コミュニケーションでも行き違いは常にあり
ます。そのときの修正の仕方、早めの対処の仕方、目に見えていれば、流れ
を把握していれば、取り返しのつかない前に、どうにかできます。

 何かあったときに、どうしたらいいか、歩み寄って、話し合って、誤解を
解いて、修復する。SLのように目に見えているシステムなら、復元の可能
性が高いように思います。人の触れ合いは、その過程を、ひとつひとつてい
ねいに確認したいですね。その積み重ねが信頼を呼ぶからです。

 毎日のシステムはできるだけ、目に見えるようにしたいですね。ひとつの
 暴走が、信頼を永遠になくすことにもつながりかねませんから。


<第0192号 2005年5月1日(日)>

       まなぶ

         たんぽぽのはなにも
         おしえられることがある
         とりのなきごえにも
         きづかされることがある
         
         まなぶかちが
         あるかないかではない
         まなぶしせいが
         あるかないかだけなのに


   * 挿一輪 *

 時間は大切です。お金で買えない貴重なもの、そのナンバーワンもしれま
せん。だれもが、時間に追われる毎日のなか、少しでも効率を高めようと工
夫を重ねます。

 いつのまにか、日常のなかで、必要なものの順序がつくようになります。
 どんなにいそがしいときでも、これだけはやっておかないと。
 これだけは目を通しておかないと。

 見た瞬間に判断がなされます。
 これは必要。
 これは次の機会があったなら。
 これはいらない。

 目の前にあるものに対して、得るべきものがないと価値がないものと判断
されます。一度除外されてしまうと、ほとんど目をとめることがなくなりま
す。毎日の人と人とのつながりのなかでも、だめだ、と思ってしまうと、そ
の関係を元に戻すのはむずかしくなります。

 ほんの少しのあいだ接しただけで、価値がないとわかるのでしょうか。
 目につかないから、役に立たないから、自分に関わり合いがないから、必
要のないものなのでしょうか。

 どんなものでも、どんなときでも、どんなかたちでも、価値のないものは
ありませんし、学ぶものがないものはありません。それはすべて、学ぶ側の
受け取りかたによって決まります。あなたが学ぶ姿勢を持っていれば、どん
なものからでも、貴重なものを教えてもらえます。

 たんぽぽの花は、いらないものですか。
 地上に出ている茎の何倍もの根を伸ばし、どんな悪条件の土地でも根付き
花を咲かせ、どんなわずかな風でも種を乗せて飛ばせて行く。うつむいてい
るときに、ふとその明るい花に声をかけられ、じっと見るとその精密図のよ
うな花弁の並びに驚かされます。

 鳥の鳴き声はうるさいものですか。
 だれかを呼ぶ声。危険を伝える声。晴れ渡った空の大きさを気付かせてく
れる声。微妙なトーンとリズムの使い分けで、何かを伝え、何かを受け取っ
た思いを伝える。

 そんなことは、瞬間にわかりません。
 立ち止まり、じっと見つめ、耳をかたむけてこそ気づくことです。気にな
って仕方がないけれど、なぜかわからない、でも、あきらめないで、頭のど
こか片隅で何かの機会に取り出してみよう。きっと何かあるにちがいない、
だって、みんな、こんなにいきいきと生きているのだから。

 あなたは、ほんとうは、なにかを学ぼうとしています。こころを開いて受
け入れようとしています。すなおに学ぶ姿勢のあるものには、驚くほどのこ
とを教えてくれます。逆に、閉ざしたこころには、なにも働きかけてはくれ
ません。

 学ぶ姿勢。
 いつも謙虚に、そして真摯でいたいですね。
 頭を下げることは、格好悪いことではありません。
 むしろ、とってもステキなことなのですから。



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