2014年7月のこびん

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<第0728号 2014年7月27日(日)>

       風

         止まってしまっても
         嘆くことはない
         
         止まってしまっても
         祈ることはない
         
         止まってしまったら
         新しくおこせばいい
         
         止まってしまったら
         その足で動けばいい
         
         止まってしまっても
         風はじっと待っている
         
         あなたが風になるのを
         みんなが待っている


   * 挿一輪 *

 あなたは、
 なにかを、
 ただ待ち続けてはいませんか。
 
 あなたは、
 風が止まったのを、
 しかたがないと思っていませんか。
 
 あなたが動けば、
 局面は変わります。
 
 風はいつでも、
 あなたが動くことで起こせます。
 
 さあ、風をおこしましょう。


<第0727号 2014年7月20日(日)>

       夏休み

         また
         来年
         会おうねって
         
         ただ
         それだけが
         楽しみだったのに
         
         きみは
         もう
         二度と来ない


   * 挿一輪 *

 毎年必ずあるものと、
 これっぽっちも疑っていなかったのに。
 
 最後の、
 長い夏休みが終わって、
 あれからもう何年たったのでしょう。
 
 夏休みのためだけに、
 もう一度、
 あの頃に戻りたいと思うことありませんか?


<第0726号 2014年7月13日(日)>

       風が吹く

         風が吹く
         風が吹く
         立ち止まらない
         風が吹く
         
         風が吹く
         風が吹く
         夏祭りの太鼓
         風が吹く


   * 挿一輪 *

 台風一過の暑く湿った風。
 
 秋のようにさわやかにはいきませんが、
 さまざまな音や匂いを届けてくれます。
 
 風は伝令なのでしょうか。
 聞いても答えてはくれませんが・・・。


<第0725号 2014年7月6日(日)>

       ねがい

         こころの
         おもいを
         たんざくの
         かたちに
         きっぱり
         きりぬいて
         
         ゆうきを
         もって
         そらに
         のびる
         かぜの
         えだに
         
         しっかり
         むすびつけ
         たくす


   * 挿一輪 *

 明日は七夕。
 
 ねがいを短冊に書いて吊るすのですが、
 気持ちをしっかりとことばや文字にするのが、
 意外にむずかしいのです。
 
 つい、一般的なねがいになってしまいがちですが、
 細かく具体的なねがいを書いてみたらいかがでしょうか。
 
 ねがいのかたちがはっきりとすればするほど、
 ねがいはかないやすくなるような気がします。
 
 なぜなら、
 書かれた具体的なねがいをしっかりと見つめることで、
 自分がこれからどうしたらよいか、
 進む道が見えてくることが多いからです。
 
 ねがいは人任せだけでは決してかないません。
 
 自力と他力という大きな力をあわせもって、
 初めてねがいがかなうのだと思います。




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