2014年10月のこびん

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<第0741号 2014年10月26日(日)>

       ふくらむ

         風船は
         ふくらむ
         
         なかに空気を
         吹き込めば
         ふくらむ
         
         まわりの空気を
         薄くすれば
         もっとふくらむ
         
         風船は
         ふくらむ
         
         顔を真っ赤にして
         息を吹き込めば
         ふくらむ
         
         ちからを抜いて
         大空高く昇れば
         ふくらむ


   * 挿一輪 *

 ゆめをふくらますには、
 ゆめにむけて歩き続けること。
 
 もうひとつあります。
 
 ゆめが自然にふくらむように、
 環境をととのえること。
 
 みずからの努力と、
 まわりの障壁をなくすこと。
 
 両方に気配りをして行動すれば、
 加速度的にゆめに近づきます。
 
 ゆめがふくらみやすいところへ、
 ゆめをつれていってください、
 あなた自身と一緒に。


<第0740号 2014年10月19日(日)>

       ずっと

         これが
         わたしです
         
         どうしても
         わたしです
         
         とまどっている
         わたしでも
         
         これが
         わたしです
         
         ましょうめんの
         わたしです
         
         うまれてから
         ずっと


   * 挿一輪 *

 自分の好みをしっかりと持ち続けていると、
 そのことがいつか自分を助けてくれることがあります。
 
 こんな小さなこと、
 こんなだれも興味を持っていないこと、
 でも自分は無条件に好きなことだし、
 いつまでやっていても、
 いつまで想像していても飽きない。
 
 もしかしたら、
 人に話したら、
 えっ!?と引かれるようなことかもしれません。
 変わり者扱いにされるから、
 だれにも話せないことかもしれません。
 
 でも、
 自分の好きなことは、
 ずっと続けてください(密やかにでも・・・)。
 
 なんといっても、
 好きなことで日常が充実されるのなら、
 それだけでもすてきなことなのですから。


<第0739号 2014年10月12日(日)>

       ひとつ と ひとつ

         たんぽぽを
         ひとつ
         みつけたら
         えがおを
         ひとつ
         あげよう
         だれにでもよいから
         
         えがおを
         ひとつ
         もらったら
         たんぽぽを
         ひとつ
         そだてよう
         だれかにあげるために


   * 挿一輪 *

 たんぽぽは笑っているようです。
 満面の笑みをひとつずつ茎のてっぺんに咲かせます。
 
 たんぽぽをじっと見ていると、
 いつのまにか笑顔になりませんか。
 
 そんな笑顔をだれかにあげてみたくなりませんか。
 
 笑顔が次の笑顔につながって。
 
 咲いているたんぽぽの数だけ笑顔が生まれれば、
 すてきな世界になりそうな気がします。


<第0738号 2014年10月5日(日)>

       その一歩

         あなたが
         一歩
         前に出るだけで
         景色が
         大きく変わる
         
         あなたが
         一歩
         横に出るだけで
         景色が
         大きく変わる
         
         知らなかっただけ
         知っていても
         やらなかっただけ
         それとも
         いまの景色を
         失いたくないだけ
         
         あなたが
         もう一歩
         前に出るだけで
         景色が
         もっと変わる
         
         未知の景色のなかで
         あなたはもう
         いままでの
         あなたではない


   * 挿一輪 *

 当たり前のことかもしれません、
 歩いてゆくにつれ、
 まわりの景色が変わってゆくことは。
 
 でもそのことに気づきながら、
 そのことを意識しているひとがどれだけいるでしょうか。
 
 生きていることは、
 人生の道を歩き続けることに例えられることがあります。
 
 歩くことによって人生が変わることは、
 そのまま景色が変わることにつながります。
 
 ならば、
 みずからの一歩を、
 積極的に受け入れてみたらいかがでしょうか。
 
 あなたが、
 すばらしい景色に出会えますように。
 そして、
 すばらしい人生に出会えますように。




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