<第0867号 2017年3月26日(日)> ほんやく かおを あげてごらん ふわっと ふりかえってごらん めがあったなら ほほえんでごらん えしゃくがわりに こえをかけてごらん みんなのことばが あなたのことばに あなたのことばが みんなのことばに ぽん ぽん ぽん と うまれかわってゆく * 挿一輪 * たまたま、その大きさの器をいただいただけ。 借主のいのちは大きさや形にかかわらず、だれもが輝いています。 ことばはそれぞれにちがっても、生きている思いは同じ。 個性のなか、涙も笑いもいのちそれぞれ。 さて、あなたのことば、何種類のことばに翻訳しましょうか? <第0866号 2017年3月19日(日)> たしかめて そばに いるということ いっしょに いるということ たしかめて たしかめて ほっとして ちからもらったら さあ ゆこう * 挿一輪 * 忘れていることがいっぱいあります。 気がつかないこといっぱいあります。 あまりに身近すぎるとなおさらです。 大切なもの、目の前にあるのに気がつかないこと、ありませんか? しっかりと、たしかめてみてください。 それだけで、ほっとして、つぎの一歩が踏み出せますから。 <第0865号 2017年3月12日(日)> おくりもの ふっくら しているもの たとえば つぼみ ほっこり しているもの たとえば ひなた すっきり しているもの たとえば おそら こんなに たくさんの おくりもの だれにでも * 挿一輪 * 毎日の生活。 気がつけば多くのものに囲まれています。 ネットでの情報が過剰なほどあふれている時代ですが、 実際の日常のなかでも無限の自然に包まれています。 生態系において、不要なものはただひとつとしてないはずです。 ということは、すべてが自然からの豊かなおくりもの。 なにを選び、どれと触れ合うのかはそれぞれの自由です。 春がそこここに姿を見せ始める早春。 ひとつひとつのおくりものを手にとれるしあわせを、かみしめたいですね。 <第0864号 2017年3月5日(日)> はるはどこ セキレイが はねている お を ツンツンふって はねている つめたくかたい ちゃいろの だいちを あなたはどこ あなたはどこ たずねながら はねている * 挿一輪 * 虫たちがごそごそと動き始める、啓蟄。 3月になったばかりの地面にはなにも変わっていないように思えます。 冷たい北風、時おりちらつく雪。 それでも、小さないのちたちは春をじっと待っています。 そういえば、昼の時間もずいぶん長くなってきました。 春を探しにゆけるのは、もう少しですね。 |
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