<第0876号 2017年5月28日(日)> なきわらい そらって てんじょうがないんだね だから こんなにひきつけられる こころって てんじょうがないんだね けれど だれもみあげたことがない あめがやんで あついくもがきれたなら みあげてごらん なきわらいのこころのそら * 挿一輪 * 空には天井がありません。 当然のことですが、これを意識して歩くと怖くなります。 地球の重力がもしなかったら、宇宙に吸い出されていまいますから。 でも、逆に、空への憧れは、天井がないからこそなのでしょうね。 ところで、ひとはそれぞれの空を持っています。 なんでしょうか? そう、天井のない、こころ、です。 空が見えないときも、決して悲しまないで。 あなたのなかの、そら、いつでもみられますから。 <第0875号 2017年5月21日(日)> かぜのことば きこえる かぜのことば まどを ほそくあけて ひくいこえ たかいこえ やさしいこえ さけぶこえ もっともっと ききたくて まどを おおきくあけたら きこえなくなった かぜのことば * 挿一輪 * 5月は風の季節のイメージがあります。 さわやかな風、光を誘う風、かけぬける風。 耳に手を当てると風のことばが聞こえそうです。 いちばん心地よい風の吹く場所で、じっと耳を傾けてみたいですね。 <第0874号 2017年5月14日(日)> ふわっと ふわっと ういてみる 木漏れ日に 掌をさしだすように ふわっと わらってみる 道端の草花に 息をかけるように ふわっと とんでみる たんぽぽの綿毛に 風と寄り添うように ふわっと だいてみる うまれてからずっと 歩いてきたわたしを * 挿一輪 * ちからを入れすぎないで、ふわっと。 からだもこころもやわらかなままに。 ほら、こんなにも、生きていることは、軽やかだから。 <第0873号 2017年5月7日(日)> きめよう きめよう ゆくばしょを のぼるなら そのいただきを つつむなら そのおおきさを しっかりと つかんだら みちすじを たのしもう くふうして さがしてゆこう けつだんは ひとつでいい えんしゅうから ちゅうしんまでの むげんのみちすじが あなたの「いきる」 * 挿一輪 * 生きることは、選べることです。 決まっていることがまわりに見えても、 たとえば、次の一歩を踏み出すのにも、どれだけの選択が。 それだけでなく、踏み出さずに立ち止まったり、 笑ったり、泣き出したり、ふと別の世界を思いついたり。 あなた自身が、その気になれば、どこへでも行くことができます。 選ぶことは、いのちの根本のように思えます。 選んで、決めて、いのちの時間を使う。 さあ、どこへ、行きましょうか。 |
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