2017年10月のこびん

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<第0896号 2017年10月15日(日)>

       あめあがる

         あめがふるのは
         くものしただけ
         
         かさをさすのは
         あめのしただけ
         
         ふりかえらずに
         あるいてゆけば
         
         あめつぶひかる
         こころのひろば
         
         おおきなそらが
         まっててくれる

         

   * 挿一輪 *

 雨の日が続くと気分が落ち込みやすくなります。
 
 傘をさしていると、狭い空間に圧迫感を感じます。
 
 でも、雨があがると、
 雨粒のきらめきがとてもきれいなことに気づきます。
 
 傘を閉じて見上げれば、雲の上はいつも青空。
 
 すがすがしさに出会うために、
 雨のなかでもしっかりと歩いてゆきたいですね。


<第0895号 2017年10月8日(日)>

       すきま

         りょうてをあわせると
         ゆびさきに
         あなたへのすきま
         
         りょうてをあわせると
         てくびに
         わたしへのすきま
         
         りょうてをあわせると
         てのひらに
         かみさまへのすきま

         

   * 挿一輪 *

 すきまは、不思議な空間です。
 
 ふとした拍子になにかが覗いているのに気がつきます。
 
 人間のからだはそんなすきまだらけかもしれません。
 
 ほら、ぴったりしすぎるとだれも近づけません。
 
 すきまは、不思議に必要なものなのです。


<第0894号 2017年10月1日(日)>

       おくる

         おくるものは
         えがおがいい
         
         きれいなつつみで
         よそおうこともないし
         
         であったいっしゅんで
         わたすことができる
         
         もらうものも
         えがおがいい
         
         どんなにもつがあっても
         ひょいとうけとれるし
         
         いちどうけとったら
         いつもわすれないから

         

   * 挿一輪 *

 なにを贈ったらいいのか、悩むことがあります。
 
 その人の好みが分からない場合は、なおさらです。
 
 こころのこもった贈り物。
 
 もしかしたら、形のないものがうれしいのかもしれません。




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