2018年1月のこびん

戻る


<第0911号 2018年1月28日(日)>

       つつむ

         ねこ の
         いのちは
         やわらかな
         けがわのなか
         
         き の
         いのちは
         かたい
         かわのなか
         
         あなた の
         いのちは
         はずむ
         えがおのなか

         

   * 挿一輪 *

 厳しい寒さのなか。
 陽だまりにたたずむいのちたち。
 
 いのちはそれぞれ包むもので守られています。
 
 あなたのいのちを包むもの何ですか?


<第0910号 2018年1月21日(日)>

       みつめる

         まっすぐに
         みつめる
         おそれなく
         みつめる
         
         さぐる ではなく
         つたえる ではなく
         ただ
         みつめる
         
         まっすぐに
         みつめる
         からっぽで
         みつめる
         
         はいってくるのは
         なに
         そこにいるのは
         だれ

         

   * 挿一輪 *

 幼子のように、目にとまるものをまっすぐに見ることができたなら。
 
 雲ひとつない青空に吸い込まれるように取り入れたのなら。
 
 あふれかえる情報社会に先入観なしに自分の目で見ることの難しさ。
 
 そむけるのではなく、無視するのではなく、見つめることの習慣。


<第0909号 2018年1月14日(日)>

       ひつようなもの

         ふっと
         ひかりがさすように
         なにかを
         おもいついたなら
         
         そっと
         せにふれるように
         なにかに
         であったなら
         
         わすれないように
         みつめてみよう
         あとまわしにせずに
         みみをかたむけてみよう
         
         きっと
         いまのあなたに
         とてもひつような
         なにかなのだから

         

   * 挿一輪 *

 あなたは常になにかを求めています。
 
 無意識のなかでも答えをさぐります。
 
 そして、答えは様々なかたちであなたに接触してきます。
 特別な場所に行かなくても、変わったことをしなくても訪れます。
 
 そう、日常のなにげない場面で突然にやってきます。
 
 だから、なにかを感じたら通りすぎずに、
 立ち止まってその声を聞いてみてください。
 
 きっと大きなヒントが隠されています。
 それをどう利用するかは、あなたのおこない次第です。


<第0908号 2018年1月7日(日)>

       たったひとつ

         たったひとつ
         と いうけれど
         たったひとつ
         が むずかしい
         
         たったひとつ
         を よくばらず
         たったひとつ
         と ひげしない
         
         たったひとつ
         に よりそって
         たったひとつ
         を つらぬけば
         
         たったひとつ
         が いつのまに
         たったひとつ
         を みがいてく
         
         たったひとつ
         は あなただけ
         たったひとつ
         は いのちのき

         

   * 挿一輪 *

 ひとつは、すべてにつながります。
 
 ひとつのことに夢中になっていると、そのことしか考えないようですが、
 実は、ひとつのことを突き詰めるには、
 まわりの多くのことを巻き込んでゆかないとうまくいきません。
 
 自分が不器用でひとつしかできない、そう思っている人ほど、
 そのひとつを突き詰めることができ、
 結果的に多くのことを取り入れることができるのです。
 
 まず、これは、という、ひとつのこと。
 たったひとつ、を、やりぬいてゆく。
 
 そこから自分のすべてが始まるような気がします。
 
 なぜなら、だれもが、
 たったひとつのいのちを生きているのですから。






このページのトップに戻る

Copyright© 2018 Kokoro no Kobin