2018年10月のこびん

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<第0950号 2018年10月28日(日)>

       であい

         じっと
         みてごらん
         はっと
         めにとまるもの
         
         そっと
         きいてごらん
         ふっと
         みみにささやくもの
         
         さっと
         ふれてごらん
         すっと
         とおりすぎるかげ
         
         ちいさな きっかけ
         はじまる はもん

         

   * 挿一輪 *

 ちいさな出会いはどこにでもあります。
 
 ただ、あなたが立ち止まるか、通り過ぎるかによって、
 その出会いがあなたを変えるか否かです。
 
 出会いを大切にすると、新しい時間が流れます。
 
 新しい時間は、新鮮な気持ちや驚きにつながります。
 
 小さな刺激がこころのなかに波紋を起こし広がります。
 
 水面に落とした一滴のしずくのように。
 
 すべては、あなたとの小さな出会いからなのです。


<第0949号 2018年10月21日(日)>

       す・き・ま

         のぞきたくなる
         す・き・ま
         ほそければ
         ほそいほど
         
         のぞきたくなる
         す・き・ま
         かがやけば
         かがやくほど
         
         のぞきたくなる
         す・き・ま
         ふかければ
         ふかいほど

         

   * 挿一輪 *

 ふと気がつくと、そこにある「すきま」
 
 気になって、のぞきこむことはありませんか。
 
 どこに続いているのだろう。
 なぜそこにあるのだろう。
 
 そして、なぜ、のぞきたくなるのだろう。
 
 すきまは小さな道です。
 入りこめないような細い道です。
 
 考えてみると、わたしたちの毎日の営みも、
 そんな小さな道を縫うように歩いているのかもしれません。
 
 すきなはどこにでもあります。
 気がつきさえすれば、どこにでもみつかります。
 
 すきまは、生きるためのヒントなのかもしれませんね。


<第0948号 2018年10月14日(日)>

       バース

         あらたな
         いのち
         ひとつの
         いのち
         
         うまれた
         いのち
         みまもる
         いのち
         
         かなしみ
         なだめ
         あらそい
         おさめ
         
         よろこび
         くばり
         きぼうを
         あたえ
         
         あらたな
         いのち
         たからの
         いのち

         

   * 挿一輪 *

 バース(誕生)
 
 新しいいのちの誕生は力を与えます。
 
 新しいいのちを見守るまわりのいのちたちに力を与えます。
 
 芽生えた樹の芽。
 鳥の雛。
 魚卵の孵化。
 動物たちや小さな虫たちの誕生。
 そして、赤ちゃん。
 
 神秘的な力は、どんなパワースポットにも負けない力強さがあります。
 
 新しいいのちを身近に感じたら、
 そっと見守るだけで、
 自分のいのちの充電ができるはずです。


<第0947号 2018年10月7日(日)>

       ふ・し・ぎ

         くりかえし
         くりかえし
         くりかえし
         
         なんどでも
         なんどでも
         なんどでも
         
         ねんのため
         ねんのため
         ねんのため
         
         あきれるほど
         じっと
         みていると
         
         あたらしい
         なにかが
         ふっと いきする
         
         ふ・し・ぎ

         

   * 挿一輪 *

 目の前にある捜し物が、見つからないことありませんか。
 
 見ているようで、実は見過ごしているのでしょう。
 
 捜し物だけではありません。
 
 日常のなかで、じっと見つめる、耳を傾ける、ずっと触れている、
 そんな場面がどのくらいあるのでしょうか。
 
 なにもないところからはなにも得られませんが、
 そこには、本当になにもないのでしょうか。
 
 ないと思っているのは自分だけではないでしょうか。
 
 世界はあらゆるもので満ち溢れていますから。






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