2019年4月のこびん

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<第0976号 2019年4月28日(日)>

       むきあう

         すみれいろの
         おおきなみみ
         きこえるのは
         なに
         
         すみれいろの
         やわらなみみ
         ふるえるのは
         なに
         
         とりのさえずり
         はるのあまいにおい
         めざめのささやき
         
         うまれるもの
         おもいだすもの
         つたえゆくもの

         

   * 挿一輪 *

 おなじものはふたつとしてありません。
 
 このことがほんとうにわかっていれば勘違いは減ります。
 
 おなじものだと思いこむことは、身勝手な行き違いのもとに。
 
 わたしとあなたはどんなに似ていても、中身は違うもの。
 
 その前提でしっかりと向き合いましょう。


<第0975号 2019年4月21日(日)>

       すみれ

         すみれいろの
         おおきなみみ
         きこえるのは
         なに
         
         すみれいろの
         やわらなみみ
         ふるえるのは
         なに
         
         とりのさえずり
         はるのあまいにおい
         めざめのささやき
         
         うまれるもの
         おもいだすもの
         つたえゆくもの

         

   * 挿一輪 *

 春。
 
 すみれの花に不思議なやすらぎをおぼえます。
 
 花の色の青がもたらすからでしょうか。
 
 自然の持つ色合いにはいつでも癒されます。


<第0974号 2019年4月14日(日)>

       どっち

         きらいな
         じぶん
         すてきな
         じぶん
         
         すぐにわすれる
         じぶん
         であいにきづく
         じぶん
         
         どっちも
         じぶん
         まぎれもなく
         
         どっちの
         じぶん
         まえにだすの

         

   * 挿一輪 *

 日に一度は、自分が嫌になることがあります。
 
 一度ならず二度三度と自己嫌悪に落ちることも。
 
 でも、逆に自分が好きになることがあるのでしょうか。
 
 本当はすてきなことをしていても、ただ認めてあげていないだけでは。
 
 一つの行動や考え方には見かたによっては両方の側面があります。
 
 長所と短所が鏡の裏表のように。
 
 その時、自分でどちらを取るかで、自分の評価をしてしまいます。
 
 すてきな自分を積極的に認めてあげてください。
 
 最大の理解者は、なんといっても自分自身なのですから。


<第0973号 2019年4月7日(日)>

       あける

         はるのかぜを
         てのひらに
         のせて
         ぱっととじる
         
         ぬくもりと
         ひやっこさ
         さくらいろの
         でんごんばん
         
         かぜはとけて
         からだをめぐり
         ふたたびそらに
         
         かぜはとけて
         からだをめぐり
         だいちのたんぽぽに

         

   * 挿一輪 *

 日常でストレスがたまると、こころもきもちもカチカチになります。
 
 余裕がなくなり動きが取れなくなり、壁にあたります。
 
 改善するには、まずスペースを空けること。
 
 空けたスペースに風通しを良くすること。
 
 空間ができると、いまの自分に必要なものが自然に流れこみます。
 
 無理をせずにじっと待つことが、コツなのかもしれませんね。






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