| ＜第1019号 2020年2月23日（日）＞ わたしよほう あしたは あめがふるでしょう てんきよほうが ネットでながれる わたしは なみだになるでしょう わたしよほうが こころにながれる きいたとたんに ふとたちどまり カサとハンカチをたしかめる よほうは あしたのためにある いまは わたしのためにある  ＊ 挿一輪 ＊ 昨日のことをいつまでもひきずって、 明日のことをおもいわずらう。 はざまで、困った顔をしているのは、たったいま。 ここにしかいないのに、もう二度と会えないというのに。 どうして、じっとみつめないで、あなたはいつもうわの空。 すれ違いの恋人同士のように、目の前の大切なことから逃げている。 いちばん大切なのは、生きている、たったいま。 いまが充実していれば、明日の予報など、気になりませんから。 ＜第1018号 2020年2月16日（日）＞ にらめっこ だるまさんだるまさん にらめっこしましょ じっとみつめることが うけとりうけわたすことが まいにちのなかで どれだけあるだろうか はるをまつえださきのめでもいい かぜにかたちをかえるくもでもいい あなたをみつめることは わたしをみつめること わたしをみつめることは いのちをたしかめること だるまさんだるまさん にらめっこしましょ  ＊ 挿一輪 ＊ なにかをじっとみつめることがありますか。 動いているもの、動かないもの、幼子のようにじっとみつめることが。 立ち止まることもなく、高速で流されてゆくような毎日。 ふと立ち止まり、なにかをじっとみつめる。 相手をたしかめ、そんな自分をたしかめる。 毎日の習慣ができると、大切なものがみつかるかもしれませんね。 ＜第1017号 2020年2月9日（日）＞ ソーダすい じかんをとかした こがねいろのソーダすい ひかりにすかすと ぱちぱちはねて うまれてはじける ひとつひとつのであい がらすのうつわに おさまりきれず つんつんことのは にじいろおりがみ ふっとめをとじ こころをひらけば わたしをとかした きょういろのソーダすい  ＊ 挿一輪 ＊ 水は透明です。 時間も透明です。 それでも色が出るのは。 あなたがそれを見ているからです。 目をとじて、こころをひらいて、目をあけて。 ほおら、こんなに新鮮な世界です。 ＜第1016号 2020年2月2日（日）＞ いちにち きょういちにちを ひょうげんする じぶんのきもちで ひょうげんする だいすきなことで とくいなもので そっくりそのまま おきかえてみる きらいなものも おきかえてみる じっとみつめて みみをかたむけて においをかいで からだでふれて きょういちにちを いとおしいひとにする  ＊ 挿一輪 ＊ 今日という いちにち。 あなたのからだで表現してみてください。 それが、生きていることの実感につながるのでしょうか。 さて、表現の材料、工夫は、あなたの大好きなものにおまかせします。 |
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