<第1041号 2020年7月26日(日)> はじまる はじめようと おもったときには はじまっている わたしのふしぎ せなかをおしている だれかのかげ よくみると みなれたかげ だれかのちからも まほうのアイテムも かりている ふりをして あるきだそうと おもったときには ちからがわきだす わたしのふしぎ * 挿一輪 * さあ、行こう。 声をかけたけれど、進まず躊躇する自分。 でも、その声が自分のなかから出てきたのなら、もう始まっています。 第一歩は、思いついた時点が動き始めです。 からだもこころもついてきてくれますから、さあ、行きましょう。 <第1040号 2020年7月19日(日)> よんでいる よんでいる よんでいる カーテンごしに さえずりがよんでいる よんでいる よんでいる あけがたのまちに こどうがよんでいる ゆったりとふかい けれどさわやかに つつむようなこえたち よんでいる よんでいる ついてゆかなければ * 挿一輪 * 疲れていたり、思いつめていると、外への道が閉ざされます。 外の環境は変わりませんので、閉ざしているのは自分自身です。 自然は、どんなときでも呼び掛けています。 なぜなら、わたしたちもそんな自然の一員だからです。 ふっと、からだとこころを外に開いてみましょう。 たくさんの呼びかけに気がつくはずです。 自然のなかで、こころとからだの再生ができるといいですね。 <第1039号 2020年7月12日(日)> かお じっとみつめている じっとじっとみつめている すんだまっすぐなしせん たちどまったらうごけない じっとみつめている なにかをはなしたい まえからよびとめたかった おとのないまっすぐなこえ かおとからだでうけとめる こころをじっとかたむける ろぼうのいしではないから そばによりそうことはできない さあっとみなみのかぜがあいず まばたきひとつみしらぬびと * 挿一輪 * ふと視線を感じることがあります。 だれかがわたしをじっと見て・・・。 キョロキョロまわりを見まわすと、ああ、あなたでしたか。 ひょうきんな顔、かわいい顔、怖い顔、べそをかいた顔、満面の笑顔。 いつもの道を通るたびに、知り合いがひとりひとりと増えてます。 ほらまた、新しいあの子がじっと見つめて、ご挨拶。 <第1038号 2020年7月5日(日)> あめのたまご あめのたまごは くものゆりかごで よりそいよりそい ゆらゆらゆられ そらのはてから ぎんいろのねこが かぜのせにのってくる あめのたまごに ほそいつめさきが おともなくすっと そっとさしこまれ きらめくみちが おともなくすっと そっとおりてゆき あめ * 挿一輪 * 雨のたまごからは、雨が生まれます。 では、あなたというたまごからは、なにが生まれますか。 きっと、いまのあなたが生まれるのでしょうね。 その日、その時の、生まれたてのあなたを、大切にしてください。 |
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