<第1072号 2021年2月28日(日)> へんかん ささやかな ひとつのことを てのひらのくぼみに そっとのせ いとおしむように みつめたあとに ぐんっとおおぞらに もちあげる わたしは ここ みまもられて わたしは ここ いきているあかし ささやかな ひとつのことを ひかりにとかして いのちにかえる * 挿一輪 * 今日一日を生きるためのエネルギー。 きっかけは、ほんのささやかなもの。 出会いや喜び、もしかしたら悲しみや怒りかも。 変換するのはあなた自身。 あなただからこそ、どうにでもできる。 いちばんいいのは、大空に捧げて、頼んでしまおう。 「今日一日、いのちのちからに変えてください」 さあ、行こう <第1071号 2021年2月21日(日)> あおいバルブ あおいバルブをひねったら あおいしずくがおくられて きみのひとみをあふれだし そらいっぱいにみちてゆく あおいバルブにおくられた あおいっぱいのかなしみは からだのなかのあおのうみ すーっとやさしさとけてゆく あおいバルブはどこにある どこかであっているけれど いつもきがつくこともなく すぐそばとおりすぎるだけ あおいバルブがきえたあと ふとおおぞらをあおいだら あおいバルブのメッセージ すんだことばがうかんでる * 挿一輪 * 雲ひとつない青空。 一日中、見ていたい。 大好きな青の色は、どこから来たのでしょうか。 きっと、青色が好きなあなたのなかから、あふれ出たのでしょうね。 <第1070号 2021年2月14日(日)> ハート すきって みつめている ハートのふくらみ すきって どくんとおくりだし まわりまわって どくんともどる すきって ねつになる ぐんっともちあがる すきって ときのひだまり いるだけで いいにおいがする すきって さびてもあじがある いろをつつみこんでいる * 挿一輪 * 好きって、いいことです。 からだにもこころにも、いいものです。 好き、を、増やす。 嫌いを数えるより、好きを増やす。 嫌いは、好きに、置き換えてゆけるもの。 好きの占める割合で、性格が変わります。 <第1069号 2021年2月7日(日)> さがしもの なんでも かんでも ひきだしに つっこんでいたら つかうものを さがすときに べつのものを みつけてしまった それは ずっとわすれていたもので それは とってもたのしいもので さがしていたものは ほんとうは これだったんだなって ひきだしをしめた * 挿一輪 * 必要なものって、つまらないものが多いのです。 探さなくてはいけないと、それだけで嫌になってしまいます。 探しているときに、思わぬものと再会することがあります。 探していないものを、探していないときに出会うことの、おどろき。 いやあ、ここにいたのか、久しぶり。 で、最初に探していたものは、どうしましょうか・・・。 それにしても、整理していない引き出しは、宝箱のようですね。 |
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