<第1102号 2021年9月26日(日)> なりたい なりたかった ずっと なりたかった コスモスに だいすきだった ずっと あこがれていた コスモスに いつでも どこでも どんなときでも おもいつづけ コスモスに おれんじいろの コスモスに ただひたすらに * 挿一輪 * 自分が、なりたいものになるのなら、どうしたらいいのでしょうか。 あこがれているもの、夢にもっているもの、大好きなもの。 常に、なりたいものを思い、日常をそのことに関連づけることです。 そう、自分の時間を、すき間時間を、しっかりと投入することです。 こつや、裏技は、ありません、ただ愚直に、ひたすらに。 目的さえ決まれば、なれます、自分が、なりたいものに。 <第1101号 2021年9月19日(日)> あきに かぜにゆれる かぜにとまる あきのまんなかで そらにのびる くもにおくる あきのひだまりで どこかとおくから やってきたのではなく あうやくそくを したわけでもなく わすれたたより うもれたへんじ だましえのゆめ ひかりのつつみ * 挿一輪 * 秋の草原に、草花が揺れています。 耳を澄ますと、昼間でも虫たちの鳴き声が聞こえます。 見上げると、つぎつぎと形の変わる雲が流れます。 陽ざしはまぶしくても、どこか儚(はかな)げな風。 しゃがみこんで、いつまでもここにいたい、秋。 <第1100号 2021年9月12日(日)> こみち こみちは どこ いりぐちは どこ どこにでも あるのに とおりすぎて わからない こみちは どこ であいは どこ なくした とい わすれていた こたえ こみちは どこ ふしぎは どこ * 挿一輪 * 小道(こみち)を見かけなくなりました。 ふっと、誘われるような小道がなくなりました。 ドキドキしながら、どこへ続くかわからない道。 だれかの家の庭先を、通るような道。 樹や草が茂って、クモの巣が顔にかかるような道。 そこには、意外な発見や、思わぬ出会いがありました。 でも、どこかに、ひっそりと、小道はあるに違いありません。 見つけたら、あの頃のように、探検したいですね。 <第1099号 2021年9月5日(日)> ばしょ はながさいているのは どこなのだろう あきのかぜにのって ちょうがひらひらととぶ あめがふっているのは どこなのだろう てのひらに つめたいしずくがたまる こたえがあるのは どこなのだろう はるかとおくに わたしのせなかがみえる * 挿一輪 * じっと見ている、目の前の花。 つぎつぎと落ちる、雨の滴。 探し続けている、宝物。 自分が認めることで、はじめて、かたちになります。 わたし自身が、手に触れて、はじめて、わたし自身の場所になります。 |
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