| ＜第1237号 2024年4月28日（日）＞ 好奇心 どうしても 見てみたかった ほんの少しでも 会いたかった 気付いてほしい 気付いてほしい でも 立ち止まらなくても 触れられなくても 風を感じるだけでいい 春風に似たあなたの  ＊ 挿一輪 ＊ 好奇心から、すべてがはじまります。 ＜第1236号 2024年4月21日（日）＞ おぼろ どこから やってきたのかと 尋ねられることはある どこへ 行くのかと 尋ねられることはない 春のまんなかで 見上げる先に待つものに  ＊ 挿一輪 ＊ おぼろげだから、じっと見ることができるのでしょうか。 ＜第1235号 2024年4月14日（日）＞ 咲く 咲く さくらが咲く 忘れてしまったこと 忘れてしまったひと 思い出すように 咲く さくらが咲く どうしてここなのか どうしていまなのか 扉を開くように 咲く さくらが咲く 失くしたものはなにもない ただ奥底にじっと 触れるのを待っているだけ  ＊ 挿一輪 ＊ 花を見たときの思い出は、忘れても消えることはありません。 ＜第1234号 2024年4月7日（日）＞ さくら さくらは さくら わたしは わたし どうしたって さくらになれない だから 大好き さくらが 大好き おもいっきり咲いて おもいっきり咲いて  ＊ 挿一輪 ＊ あまりに遠いものは、どっぷりと好きになれます。 |
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