*   ゆめごろ日詩   * 

夢頃へ戻る

ブログ 「ゆめごろ日詩」は終了いたしました。

長い間、ありがとうございました。





以前の日詩です。

2007/4/15

 風がころがす青空の筒 八重桜はサクラの花びらしきつめた万華鏡


2007/4/8

 満開のサクラの下を歩く スポットライトを浴びたように紅くなる頬


2007/4/1

 新しい家を建てる音 春めいた柔らかな空気のなかで驚くほど大きな響き


2007/3/25

 沈む前のぎりぎりの夕陽だから こんなに部屋の奥の奥までたずねてくる


2007/3/18

 木の枝に干されたゴムの手袋たち 空に向かって求めるものは何だろう


2007/3/11

 むだなことがつまらないわけではない むだだからこそ楽しいときがある


2007/3/4

 沈丁花の匂いに立ち止まった時間 今日いちばんはっとして目覚めた時間


2007/2/25

 望む風と嫌いな風がある でも風は風 望む自分と嫌いな自分がある事実


2007/2/18

 間違いってだれでもあるさ 思うこと口に出すこと許すことのむずかしさ


2007/2/11

 目に見えていることは怖くない 用心するのなら目を閉じて耳を澄ませ


2007/2/4

 教えられることは毎日あふれている 素直に受け入れられるかどうかだけ


2007/1/28

 似合わないことはやめればいいのに 後から気がつくのさ哀しいピエロに


2007/1/21

 広々と青一色の冬空キャンバス パレットに落ちた補色の点描 蝋梅一輪


2007/1/14

 いまここだと思ったときに踏み出せる一歩 そのための地道な日常の研鑽


2007/1/7

この一歩と次の一歩の違いはひとつ からだがぐいっと前に出ること


2006/12/31

 支えられたと素直に感謝できるとき 限りなく抱かれる青空のキャンバス


2006/12/24

 胸を押さえて確かめる鼓動 いのちのリレーはあなたを見守る唯一の神


2006/12/17

 最大のチャンスは最大のリスクの時にやってくる というこころの準備


2006/12/10

 あなたの瞳をじっと見ていると わたしの瞳を忘れてしまうという不思議


2006/12/3

 長い影の先にある見慣れたドア お帰りとあたたかな光がともり始める


2006/11/26

 生きていることはそれだけで役に立つこと そう自分自身で決めたから


2006/11/19

 柿の実の輝きは一年の恩恵 いいえ柿の木が芽生えてからずっとの恩恵


2006/11/12

 どこまで前をむいていられるか ぎりぎりのところで試される命の大きさ


2006/11/5

 何がいけないか分っている いったい何度目の繰返し 進歩がないんだな


2006/10/29

 信じることはだれかに教わることではない 叫びのように絞りだすことだ


2006/10/22

 変える方法に悩む前にさっさと変わってしまえばいい 不思議なほど簡単


2006/10/15

 たわんでもゆがまない ゆがまなければいつか戻る 本来の自分の姿に


2006/10/8

 十六夜の月の澄んだ妖しさ 捨てられぬ夢をそっとこぶしに握りしめる


2006/10/1

 忘れたものはなくしたのではないから ひょっこりと帰ってくるよいつか


2006/9/24

 どこまでもどこまでも羊雲 一緒に故郷に連れてゆけ 光る風の牧羊犬


2006/9/17

 飛ぶことってむずかしいことではない 羽がなくても一瞬なら高く飛べる


2006/9/10

 顔を上げることができたなら 見えるのは銀色に輝く羽を震わす秋の使者


2006/9/3

 迷っているときはもうほとんど決まっている あとは一歩を踏み出すだけ


2006/8/27

 赤という一言でくくる愚か者 同じ赤など道端にすら落ちていない


2006/8/20

 チャンスがやってくるのは 最悪の状態におちたと思った そのとき


2006/8/13

 やった後からヒントに気がつくか やる前に気がつくか 失敗と成功の差


2006/8/6

 このひとつが解決すればすべてが前に進む 切り札の鍵をみつける


2006/7/30

 空色という色鉛筆を1ダース いつもこころに持ち歩いている


2006/7/23

 生きている自分の時間と 今日引き換えたものを書き出してみる


2006/7/16

 炎天に仁王立つヒマワリのいさぎよさ まっすぐ向き合うことの勇気


2006/7/9

 ここで止めたら終わってしまうよ もう一度重い腰を上げてみないか


2006/7/2

 振り返ればうしろだけど もういちど振り返ればまえになる


2006/6/25

 奇跡なんて毎日起こっている ただ奇跡に気がつくかどうかだけなんだ


2006/6/18

 明日のためになる我慢と 明日を見失ってしまう我慢との区別


 2006/6/11

いちばん手ごわい悪魔は 恐れる自分自身に住んでいる


2006/6/4

どんなに教えられても納得しないんだな 自分の手で鍵を見つけるまでは


2006/5/28

 ひとつなにかが見つかると いかに見えていなかったかがわかる


2006/5/21

人には治せないことだらけ こころのなかはいつまでたっても集中治療室




 ゆめごろ日詩は、2004年12月1日から2006年4月16日まで旧ブログ上で公開していました。

 しかし、コメントへの英語スパムの影響で、やむなく中止をいたしました。

 一時的に、HP上で、毎週一回のペースで公開してきましたが、
ブログ上のスパム対策が落ち着いたために、2007年9月1日より旧ブログにて再開いたしました。

 しかし、アクセス増加のためか、ブログへの書き込みが不安定になり、
2007年11月14日より新ブログゆめごろ日詩に引っ越して、新たに公開を続けております。

 形式は、当初は、「一行詩+四行コメント」の形でしたが、
現在は、「真四角写真+一行詩+つぶやき」でゆうるりと続けています。

 お時間がありましたなら、見ていただけたらと思います。

 また、ご感想等ありましたなら、コメントをいただければ励みになります。

 これからも、よろしくお願いいたします。


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