***  11月の詩  ***

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 リバーダンス


どんなにあなたがだめだといっても
からだのリズムは止められない

法律だって脅しだって
たしかに枠ははめられるけど
いのちのリズムは止められない

立派な楽器がなくてもいい
書かれた譜面がなくてもいい
たとえば音のでるものが
小さなリズムを刻みはじめるだけ

所在なげに立っていても
つまらなそうに座っていても
頭をかかえて悩んでいても
いのちのリズムは続いている

ただじっと待っているだけなんだ
正確なリズムを刻みながら
その時の来るのを待っているんだ

ほら耳を澄ませてごらん
内なるリズムに耳をかたむけてごらん
もう動き始めている
指先が足先がむずがゆいほどたたいてる

あなたにはもう止められない
あなたのすべてをまかせたままで
いのちのリズムを投げかけるだけ

小さな棒切れでも小石でも
はだしの指でもくちびるでも
あなたのジーンズの太ももでも

さあはじめよう リバーダンス
見えないところからもう始まっている
あなたが気づいたそのときは
いのちのコラボ リバーダンス








11月の詩 リバーダンス

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