***  12月の詩  ***

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 天職


しごとではない
いきざま
なのだ
天職とは

身悶えしても
途方に暮れても
離れようとしても
反発しようとも
惹きつけて
やまないのだ

それなしには
生きてゆけないのだ
それなしには
かがやけないのだ
それなしには
自由になれないのだ

さがすのではない
こきゅう
なのだ
天職とは

抱かれたら
ひとつになれるのだ
抱き寄せたら
深く安堵するのだ

だれにもわからなくていい
わたしにわかればいい
だれかがきめるのではない
わたしがきめればいい

生まれたわたしを
そのまま生き抜くこと
なのだ
天職とは









12月の詩 天職

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