***  2月の詩  ***

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 気がつくまで


まっすぐやってくる
朝陽
これっぽっちも
ためらいなく
これっぽっちも
うたがいなく
まっすぐやってくる
わたしに

どうしてなんだろう
いつもためらって
いつもうたがって
まっすぐに
歩くことができない
わたしに

まっすぐやってくる
朝陽
手をかざしても
背中を向けても
走って逃げても
とがめることなく
まっすぐやってくる
わたしに

おもいだしてほしい
わすれないでほしい
朝陽だった
わたしを
ためらいも
うたがいもなく
まっすぐだった
うまれたての
朝陽そのものだった
わたしを

まっすぐやってくる
朝陽
わたしよおもいだせ
わたしよおもいだせ









2月の詩 気がつくまで

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