さあおのそらが
くらやみにとけ
らせんもように
さきほこるはな
きはねむらずに
さけをひとくち
くちびるそめて
らっかだいちに
ちりめんもよう
るろうのはては
ただひたすらに
だれかをおもい
そらのかなたで
れんやのうたげ
だきよせられて
けしょううすく
のこりがひとつ
ことばひとつも
とまどいのなか
なにひとつたり
れんこせずとも
どこにかつたえ
たちつくすだけ
だれもかわれず
そのかなしみは
れもんのしずく
だきしめるもの
けはいをのこし
のはしんしんと
こころのおくに
とこしえにすむ
なはかわらずに
れんめんのはな
どこゆくさくら
