花の祭り 祭りがはじまる この世界にやってきたときの 祝福のことば 透明なつながりの糸 まっさらなようにみえて 新たな無垢が呼び起こされる 取り巻くのは色彩の衣 伸びてゆけ先端 覚えるべきことは じっと待っていればいい 祭りの余韻の湯気の匂い 記憶にしまわれる匂い 並行のラインが増えた分 無数の手が携えられ 運ぶひそかな息がそろう 祭りはからだに溶けてゆく 生まれたものはなんだろう ただいのちを保つことだけか ひとつのことを続けることか 変換して表現することか その結果は決してわからない だれひとり教えてはくれない あの世界へと帰るときに もうひとつの祭りがはじまる |
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