いつも ゆれている とどまることなく ふるえている じっとしているつもりでも かぜがふいてきて わたしはうまれた あらしのかぜだったのか ここちよいびふうだったのか ゆれながら わたしはふえていった やさしいことばのなかで つつまれたさとのなかで ゆれつづけている あのひからずっと ひとときもとどまることなく ひとときもあらがうことなく ゆれをなくせば まよいはなくなっただろうか だれかをきずつけることも なくこともなかっただろうか ゆれているからこそ いまのわたしがある そのときまでのわたしがある とまることはけっしてない |
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