ひらく ふっと目が覚めた 開いていた わたしは蕾だったのか ふっと暖かかった 咲いていた わたしは夢だったのか 声が聞こえる 鋭い鳴き声 大きな翼がかすめてゆく 拍が聞こえる ときめきの揺れ 小さな掌が立ち止まる 降りてはゆけない 飛ぶこともできない 誰かとちぎらない限り この星は止まらない だからわたしはうまれ だからわたしはかえる 満ちているものは 包まれているものは わたしだけじゃない 夢を見ることもないけど 夢を伝えることはできる |
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